東京の美容整形クリニックなら真崎医院

美容外科・美容皮膚科・内科・麻酔科 MASAKI CLINIC

第101回日本美容外科学会会長

日本美容外科学会専門医

東京ミッドタウンクリニック Noage顧問

更新日:

眼瞼下垂の原因と症状

眼瞼下垂の原因

まぶたの医学的な表記を眼瞼と言います。
つまり眼瞼下垂とはまぶたの下垂の事です。
 
目はまぶたによって異物から守られており、またたきのたびに表面が潤うことで保護されています。
まばたきの際に主に動くのは上まぶたで、そのまぶたを引き上げているのが眼瞼挙筋と呼ばれる筋肉です。
まぶたの中には瞼板という薄い板のような支持組織があって、これによって形が保たれています。
眼瞼挙筋はこの瞼板を引っ張ることでまぶたを持ち上げているのです。
通常、目が開いている時はまぶたは黒目より上まで引き上げられるため視界には影響がありません。
ところが、何らかの原因で眼瞼挙筋の働きが弱まりまぶたをしっかり引き上げることができなくなると、黒目の一部が隠れてしまいます。
この状態が眼瞼下垂です。
 
まぶたの下垂によって「視界が狭くなる」、眉毛を上げて視界を広げようとすることが原因の「おでこのしわ」といった症状が現れます。
こういったことにより、「目が小さく見える」、「目つきが悪く見える」、「目が疲れたように見える」、「年を取ったように見える」など 見た目上の問題の原因にもなります。
 
眼瞼下垂は大きく生まれつきの先天性とそうでない後天性に分けられます。
患者様の約8割は加齢やまぶたをこするなどの外部刺激が原因となる後天性眼瞼下垂。残りの約2割が生まれつき眼瞼挙筋の筋力が不足していることなどによる先天性眼瞼下垂となります。
 
症状は男女ともに表れますが、一般的に女性は40代。男性は50代の患者様が多くみられます。
これは性別差というよりも、化粧などでまぶたにかかる負担が女性のほうが多い傾向にあるためとされています。
視界が狭くなればすぐに症状に気がつきそうなものですが、人間の体はうまくできていて弱った機能を無意識に別の機能でカバーしようとします。
このような性質を代償作用といいます。
眼瞼下垂の場合では無意識に眼瞼挙筋を通常よりも強く働かせたり、まぶたを眉毛ごと持ち上げたり、あごを上げて視角を変えることで視野を広げようとします。
こうした代償作用は体が無意識のうちに勝手に行っているため、なんとなくまぶたに違和感を覚えることがあってもそれが病気とはなかなか気がつきません。
そのため、見た目が気になって美容外科に相談に来られる頃には、すでにかなり眼瞼下垂の症状が進んでしまっていた、ということが少なくないのです。
 
眼瞼下垂は思わぬ症状を引き起こす原因となっていることがあります。
 
・まぶたが重く感じる
・目が疲れやすい
・目元の印象が疲れた感じになる
・目の開きが悪くなり黒目が隠れてしまう
・左右で目の大きさが違う
・まぶたの二重の幅が広がってきた
・二重の線が薄くなり増えてきた
・上まぶたのくぼみが深くなった
・眉毛とまつ毛の間隔が広がってきた
・額にシワができる
・頭痛や肩こりが続く
 
眼瞼下垂になるとこのような症状が現れます。
筋肉が痛んで上手くまぶたを引き上げることができないため、十分に開けれていない目を無理に開こうと無意識に眉毛を上げようとします。
そのため、眉毛とまつげの間の距離が広がって顔立ちが間延びした印象となってしまうほか、眉毛を上げる際に力が入ることでシワが寄ってしまうのです。
また、まぶたの中には眼窩脂肪という脂肪組織があります。
まぶたを引き上げる眼瞼挙筋はこの脂肪の袋とくっついており、筋肉の力が低下するとこの脂肪組織ごと奥に後退してくぼみ目になってしまう傾向もあります。
こうした症状に気がついた際には早めにご相談ください。

先天性眼瞼下垂

先天性眼瞼下垂とは生まれつきまぶたの下垂。つまり垂れ下がりがある状態の事です。
まぶたを開く筋肉である眼瞼挙筋(上眼瞼挙筋)の力が弱い場合や、生まれつき筋肉の動作に関わる神経の異常が原因だと言われております。
 
生まれつきの症状であるため、生後すぐに眼瞼下垂かどうかの判別は可能です。
先天性眼瞼下垂には片目だけに現れる場合と両目に症状が出る場合がありますが、全体のうち約8割は片目のみです。
生まれつきの症状であるため、重症の場合は片目にほとんど光が入らず弱視の危険まである場合や、反対に生活にほとんど支障がないため眼瞼下垂と気がついていなかった場合など、その症状は様々。
先天性眼瞼下垂で最も注意が必要なのは視力の発達に影響がでる場合があることでしょう。
子供は自分の症状をうまく言葉にできないことも多いため、親は子供のまぶたが下垂し見えづらくなっていないか気をつける必要があります。
ただし、殆どの場合は視力に影響がでるほど先天性眼瞼下垂の症状がでることはありません。
まぶたの左右の差や目の印象、おでこのしわといった大人になってから気になる点が出てきて、実は原因が先天性眼瞼下垂であったと気づかれる患者様も非常に多くおられます。
下記は先天性眼瞼下垂の症例写真です。

先天性眼瞼下垂モニター患者さんの術後の症例写真です

術前

術後2週間

後天性眼瞼下垂

先天性より後天性の患者様の方が圧倒的に多いです。
症状としては先天性と同様に上まぶたの垂れ下がり。
具体的にはMRD(Margin Reflex Distance)と呼ばれる瞳孔の中心から上まぶたの縁の部分までの長さが2ミリメートル以下の場合に瞼下垂と診断される基準のひとつとなります。
実際にはこのMRDの長さは人によって異なるため、その他の症状と合わせて医師が総合的に判断しています。
 
当院に相談にいらっしゃる患者様の後天性眼瞼下垂の主な原因は下記でございます。
・加齢
・コンタクトレンズ(特に厚みのあるハードコンタクトを付けたままでのまばたきの繰り返しは下垂の原因となりやすいです。)
・よく目をこするのが癖な方

コンタクトレンズや頻繁にまぶたをこすることによって生じる下垂は、加齢以外の原因の中では最も相談が多いものです。
後天性眼瞼下垂は、本来なら下垂していないまぶたが何らかの原因で下垂を起こしたものです。後天性眼瞼下垂の中にも2つのタイプがありますが、主なものは筋肉のトラブルが原因となる腱膜性眼瞼下垂です。
 
まぶたの中には瞼板という硬い繊維組織があり、その瞼板とつながりまぶたを引き上げているのが眼瞼挙筋です。眼瞼挙筋と瞼板のには外側からは挙筋腱膜という組織、内側からはミュラー筋という筋肉でつながっています。
瞼板は腱膜とミュラー筋で眼瞼挙筋にぶら下がったような状態であり、腱膜性眼瞼下垂はこのうちの腱膜が何らかの原因で外れてしうことによって起こります。
後天性眼瞼下垂のほとんどがこの腱膜性眼瞼下垂です。
腱膜性眼瞼下垂の原因として最も多いのは加齢となります。
個人差はあるものの、年齢を重ねるとほとんどの方はまぶたに眼瞼下垂の症状が現れてきます。後天性眼瞼下垂は老けて見える顔の表的な要素です。
もちろんほかにも原因はあります。
花粉症やアトピー性皮膚炎などでかゆい目をついこすってしまう。そういった行動も眼瞼下垂の原因となりえます。
また、経験不足の医師が不用意な手術を行った場合などにも、腱膜が外れてしまい眼瞼下垂を引き起こす場合もないとは言えません
若い人に多い原因としてコンタクトレンズの装着による負荷によるものがあります。
ソフトコンタクトレンズでも発生するものの、特に多いのはハードコンタクトレンズによるもの。
コンタクトレンズは目にとっては異物であるため、まぶたに負担をかけ続けてしまいます。
ハードコンタクトレンズは一般的にレンズに厚みがあるため、装着した状態で瞬きを繰り返しているとまぶたを内側から圧迫してよ大きな負荷に。
負荷が頻繁にかかるため、目をこすった場合と同様に腱膜に刺激がかかり、やがて瞼板とのつながりが外れてしまいます。
このようにまぶたはデリケートなため、手荒に扱ってしまうと眼瞼下垂の原因となりやすいのです。
 
もう一つの後天性眼瞼下垂は稀なタイプですが、神経や筋肉の異常による眼瞼下垂です。
代表的な原因には動眼神経麻痺や重症筋無力症があります。
動眼神経は目の動きをコントロールしている重要な脳神経のひとつで、この神経に麻痺が起こると眼球の動きが悪くなったり目が外に向いてしまう斜視が起こります。
動眼神経は眼瞼挙筋にもつながっているため、麻痺すると上手く動かせなくなり眼瞼下垂の症状が現れます。
重症筋無力症は免疫システムの異常が原因となって発生する病気です。
免疫は本来ならば病気の原因を取り除く仕組みですが、何らかの原因で異常をきたすと自分の正常な組織まで攻撃してしまう病気をきを超すことがあります。
こうした免疫システムの異常による病気は自己免疫疾患と呼ばれ、リウマチはこれが原因です。
重症筋無力症では神経と筋肉のつながっている部分が免疫システムに誤って攻撃されてしまい、動眼神経と眼瞼挙筋の結合部にも異が発生し、眼瞼下垂となってしまうのです。
眼瞼下垂につながる筋肉の病気としてはミトコンドリア病や筋強直性ジストロフィーなどもあります。
当院に来られた患者様がこうした神経や筋肉の異常が原因だった場合、早めに大きな病院に行って検査を受けることをお勧めするこになります。
 
下記は加齢+ハードコンタクトが原因で眼瞼下垂を発症した患者様の症例写真です。

加齢+ハードコンタクトの眼瞼下垂モニター患者さんの症例写真です。

術前

術直後

眼瞼下垂の症状

眼瞼下垂の主な症状をまとめております。眼瞼下垂かな?と気になる方は下記の項目を確認してください。いくつか心当たりがある方は早めに相談することをお勧めいたします。

眼瞼下垂チェック項目

□ 黒目の部分が隠れ(下垂)、目の開きが悪い
□ まぶたが重く感じる
□ 目が疲れやすい
□ 額のしわ
□ 頭痛・肩こり
□ 上まぶたのくぼみが深くなる
□ 左右で目の大きさが違う
□ 二重の幅が薄く広がってきた
□ 二重の線が増えた
□ 眉毛とまつ毛の距離が広がった

軽度の眼瞼下垂を自分で治したい

といった方法を調べて当院のサイトにたどり着く方もいらっしゃるようです。
どうやらこれは数年前にNHKで放送されたとある番組にて、眼瞼下垂を原因とした肩こりや頭痛を自宅で手軽に改善する方法としてアイテープや二重のりを使用した方法が紹介されたことが理由のようでした。
ここまでの内容を読んでいただいた方には察しがついたかもしれませんが、これらの方法では頭痛や肩凝りのほうは短期的に改善につながるかもしれませんが、長期的にはむしろ眼瞼下垂の発症を速めてしまう可能性があるものです。アイテープの過度な使用は皮膚がひっぱられ眼瞼挙筋やミュラー筋の衰えにつながり、二重のりは薄く敏感なまぶたの皮膚には強い刺激となりアレルギー性皮膚炎などを引きおこす場合もあります。もちろん一般で販売されている商品ですので、適切に使用していれば眼瞼下垂にまでつながってしまうことはないでしょう。NHKの番組も肩こりや頭痛の改善が主な話題であったようですのでその短期的な対策としては間違いではありません。
しかし、これを眼瞼下垂を自宅で簡単に改善できる方法と解釈してしまうと、より症状を悪化させることになりかねません。眼瞼下垂の根本解決は手術でのみ可能です。
 
眼瞼下垂は軽度なものであっても自然に改善することは期待できません。いわゆる「セルフマッサージ」や「自己トレーニング」による治療は逆効果となり悪化の原因となってしまいます。
重度になると、頭痛や肩こりなど日常的に身体に不快感を感じる他、くぼんだまぶたや深いシワが額や眉間に現れ、老けた印象を与えてしまう可能性もあります。ですので、できるだけ早めの治療をおすすめします。
眼瞼下垂の予防にはまぶたへの負担を軽減することが重要ですから、できるだけまぶたを擦らないように意識しましょう。アイプチの使用頻度を減らし、クレンジングの際には目元はやさしく扱うなど極力まぶたに負担をかけずに生活することが大切です。
また、コンタクトレンズの長期使用も注意が必要です。レンズを装着した状態で瞬きを繰り返していると、まぶたを内側から圧迫して擦る刺激となり、瞼板にくっついている腱膜が外れて腱膜性眼瞼下垂を起こしてしまいます。
眼瞼下垂の原因は加齢だけではなく、こうした外部からの刺激によって引き起こされることもあるため、まぶたを擦る・押す・皮膚を引っ張るような行為は可能な限り避けましょう。
 
その点を誤解して自分だけで判断するのはとても危険ですので、是非専門家である当院のようなクリニックにご相談ください。
 
当院自慢の切らない眼瞼下垂手術については以下のページもご参照ください。
https://www.dr-masaki.com/menu/gankenkasui/

まぶたのたるみについて

まぶたのたるみと眼瞼下垂を混同されている方も多いのですが正確には違うものです。まぶたのたるみはその言葉の通り、まぶたの皮膚がたるみ垂れ下がっている状態です。
症状が重くなると皮膚が黒目に被るまでたるむ場合もあります。加齢によりまぶたはたるむので、ご年配の方に多く見られます。
最近では30代、40代の患者様も多いです。眼瞼下垂は上で説明したように、瞼を開く筋肉の力が弱くなったり、機能しなくなることが原因です。眼瞼下垂とまぶたのたるみを併発する例も多くございます。
また、まぶたのたるみを解消する施術もございますので、まぶたのたるみが気になる方もまずはご相談ください。

ダウンタイム・施術後の注意点について

料金について

手術から1ヶ月間の検診・アフターフォローまで全て含んだ料金となります。
なお、施術後1ヶ月検診まで再診料は無料です。
院長 真崎が責任もって一人一人丁寧に対応致します。
不安な事やご質問などございましたら、お気軽にごお問い合わせください。
(掲載されている料金は全て税抜表示となっております。)

埋没式挙筋短縮(切らない)
両目料金 440,000円
片側料金 275,000円
切開
両目料金 660,000円
片側料金 330,000円
筋膜移植(切開)
両目料金 880,000円
片側料金 550,000円

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