鼻尖形成術

丸い鼻尖（鼻先）をシャープにする場合は、鼻尖形成術を行います。
東洋人の鼻尖は、皮膚が厚く皮下組織が豊富で、鼻翼軟骨や鼻中隔軟骨が西洋人ほど発達していません。
その為、鼻尖が丸く、いわゆる団子鼻の人が多いのです。

個人差はありますが、鼻の穴が目立ってしまったり鼻先が大きく見えて必要以上に目立ってしまうのは、こうした日本人特有の性質によるものです。
鼻尖形成とは鼻先を細く、尖らせる整形全般のことを言います。
団子鼻の鼻先を整えるだけで顔全体のバランスが整いますし、患者様の理想に合わせて形状や方向を調整することも可能です。

鼻尖形成術の施術方法

鼻尖形成術は、術式がクリニックによって大きく異なります。
鼻尖は、大鼻翼軟骨、外側鼻軟骨、鼻中隔軟骨などの軟骨と脂肪や結合組織などの軟部組織から形成されており、その上に皮膚が被さります。
鼻尖をシャープにするには、この軟部組織や鼻翼軟骨の処理が重要となりますが、鼻翼軟骨を糸で中央に寄せるだけの方法で行っているクリニックも多くあります。
この方法では、丸みを形成している軟部組織や鼻翼軟骨の処理が行われていないため、ほとんど変化がないだけではなく糸が緩んで元にしまってしまうことがあります。
当院では、鼻尖の丸みに対してより高い効果が得られる鼻尖軟骨形成を採用しています。
鼻尖軟骨の一部を切除し鼻の形を整え、必要に応じ耳介軟骨の移植を追加することで、よりシャープな鼻尖を形成することができる術式です。
美容外科クリニックによって糸で寄せるだけの方法か鼻尖軟骨形成のような技術を伴う方法か、同じ鼻尖形成術でも大きく違います。
手術を受けた後に後悔しないよう、カウンセリング時に術式を必ず確認するようにしてください。

真崎医院による患者様の為の鼻先手術比較表（2022年）

術式	材料	鼻先の動き (ブタ鼻が出来るか)	鼻先の皮膚菲薄化 血流障害のリスク (発赤・皮膚壊死・鼻先からとび出す)	変化の度合い	元に戻ってしまう	鼻先の硬さ
鼻中隔延長	肋軟骨	制限あり	リスク時にある	非常に大きい	戻らない・永久	非常に硬い
	鼻中隔軟骨 耳介軟骨	やや動きはあるが、 ブタ鼻は出来ない	少ない	大きい	戻らない・永久	やや硬い
耳介軟骨移植	耳介軟骨		少ない	中等度	戻らない・永久	やや硬い
鼻尖軟骨形成			ほとんどない	中等度	戻らない・永久	硬くない
L字プロテーゼ	シリコン	制限あり	リスク高い	大きい	戻らない・永久	硬い
シリコンボール	シリコン		リスク高い	大きい	戻らない・永久	硬い
糸による鼻尖縮小	吸収糸		ほとんどない	少ない	戻る	硬くない
硬い糸による鼻尖形成	コグ付き吸収糸		少ない	少ない	戻る	やや硬い
ヒアルロン酸などの注入法	ヒアルロン酸		ほとんどない	少ない	戻る	硬くない

鼻尖形成術のデメリット

担当医の技術力で回避できるものがほとんどですが、クリニック選びの参考になさってください。

糸が取れ、すぐに元に戻ってしまった

前述したとおり、糸を使った術式は元に戻ってしまう可能性があるのですが、現在でもこの術式を採用している美容外科クリニックは多いようです。 鼻尖軟骨形成など適切な術式を採用していれば発生しない問題です。

鼻が変形してしまうことがある

鼻先を尖らせすぎてしまう。もしくは曲がりすぎてゆがんで見えてしまう。 そういった声を鼻尖形成を他院で受けた患者様からよく伺います。 軟骨の固定位置を誤っていたり、事前のカウンセリング不足で患者様の理想より高くしすぎたために起きる問題です。 当院では事前のカウンセリングを徹底することで、このような問題が起こらないよう対策させていただいております。

再手術ができないことがある

鼻尖形成に使用する耳介軟骨は、移植後に変形をしない優れた部位ですが、両耳を合わせても量には限りがあります。 鼻尖形成を繰り返すとこの耳介軟骨や脂肪を取りすぎて、鼻以外の部分が変形してしまうという本末転倒なことになりかねません。 そのため、技術力の高いクリニックで手術を受けることを強くお勧めいたします。

鼻尖形成術の症例写真

• 術前
• 術後6ヶ月

隆鼻+鼻尖軟骨形成+左耳珠・耳介軟骨移植

• 術前
• 術後1週間
• 術後1ヶ月

鼻尖軟骨形成術

ダウンタイム・施術後の注意点について

料金について

手術から検診・アフターフォローまで全て含んだ料金となります。
なお、施術後1ヶ月検診まで再診料は無料です。
不安な事やご質問などございましたら、お気軽にごお問い合わせください。
(掲載されている料金は全て税込表示となっております。)