年齢とともに瞼が下がってきたという方は多いのではないでしょうか。加齢による瞼の下垂にはいくつか原因がありますが、その一つに眼瞼下垂が挙げられます。眼瞼下垂が進行すると視野が狭くなるだけでなく、肩こりや頭痛などさまざまな症状が現れることがあるため注意が必要です。
そこで今回は、以下のことについて解説します。
- 老化により瞼が下がる主な原因と対処法
- 老化により瞼が下がる原因を見分ける方法
瞼のたるみについての理解を深め、自分に合ったアプローチで目元をスッキリ若々しい印象にさせていきましょう。
瞼に脂肪がつく原因について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
「瞼に脂肪がつく原因は?腫れぼったい瞼を改善する施術方法を解説」
1、老化により瞼が下がる主な原因と対処法
ここでは、以下の老化により瞼が下がる主な原因と対処法について詳しく紹介します。
原因 | 対処法 | |
乾燥 | 水分不足 | 保湿ケア |
たるみ | コラーゲン・エラスチンの減少 | ハリ・弾力ケア |
眼瞼下垂(がんけんかすい) | まぶたを持ち上げる筋肉のトラブル | 切らない眼瞼下垂・切開法 |
(1)乾燥
乾燥した肌はたるみやすくなります。特に瞼の皮膚は非常に薄くデリケートなため、水分を抱え込む力が弱い部位です。乾燥すると弾力が失われてハリがなくなってしまいます。さらに、スキンケア不足などで肌が乾燥するとバリア機能も低下するため、外的な刺激を受けやすくなります。
また、乾燥によって瞼の皮膚が荒れると、過剰に目元を擦ってしまう原因となり、瞼に負荷がかかって、たるみが生じやすくなるため注意が必要です。
乾燥対策としては、主に以下の方法があります。
- セラミドなど高保湿のクリームで保湿する
- 洗浄力の強すぎるクレンジングや洗顔料は使わない
保湿クリームを塗るときは強く擦ると摩擦が生じ、かえって乾燥を悪化させることがあります。力の入りにくい中指や薬指などを使い、ていねいに優しく塗りましょう。
(2)たるみ
肌のハリや弾力を司るのは肌内部にあるコラーゲンやエラスチンです。コラーゲンは20代をピークに徐々に低下し、40代ではピーク時の50%、60代になると30%にまで減少すると言われています。
加齢によりコラーゲンやエラスチンが減少したり、質が低下すると、結果として肌の弾力性が低下してしまうのです。それにより瞼周辺がたるみ、瞼が下がることにつながります。
たるみ対策としては主に以下の方法があります。
- レチノールなど目元のハリや弾力を高めるアイクリームで保湿する
- マッサージをして目の周りのツボを刺激し、血流を促す
コラーゲン生成を促すことができるアイテムや美容医療で目元のハリ改善を目指しましょう。
(3)眼瞼下垂(がんけんかすい)
眼瞼下垂は上のまぶたを引き上げる筋肉にトラブルが生じ、うまく機能しなくなったことによって瞼が重く開き辛くなる症状です。機能はおろか、瞼が下がり眠たそうな印象を与えてしまいます。
瞼の筋肉のトラブルの他、以下のようなことも眼瞼下垂の原因とされています。
- 加齢
- ハードコンタクトレンズの長期使用
- まぶたの擦り過ぎ
眼瞼挙筋の筋力が低下すると瞼を上げる筋肉の力が弱まり、瞼が下がって視界にかぶる状態を引き起こします。
眼瞼下垂はゆっくりと進行するため自分ではわかりにくく、症状が進行して黒目が隠れるまで瞼が下がると、視野障害や頭痛・肩こりなどを併発し、日常生活に影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
「たかがまぶた」とは思わず、普段から優しく扱うように心がけましょう。
眼瞼下垂を治療する手術は主に2つの方法があります。
- まぶたを切らない「切らない眼瞼下垂手術(埋没式挙筋短縮術)」
- まぶたを切って行う「切開法」
切らない眼瞼下垂手術は手術による侵襲が少なくダウンタイムが短いのが特徴で、日常生活に早く戻ることができます。一方、切開法は直視下で手術を行うため、確実性や保持力に優れていますが、切らない眼瞼下垂手術に比べてダウンタイムは長くなります。
2、老化により瞼が下がる原因を見分ける方法
まぶたのたるみと眼瞼下垂は正確には違うものです。まぶたのたるみはまぶたの皮膚がたるみ垂れ下がっている状態で、眼瞼下垂は瞼を開く筋肉の力が弱くなったり、機能しなくなったりすることで目が開き辛くなる状態です。
それぞれ治療法が異なるため、まずはご自身が眼瞼下垂かどうか判断することが大切です。
ここでは、目のたるみか眼瞼下垂かをチェックする以下の方法を2つご紹介します。
- セルフチェックする
- 医療機関を受診する
眼瞼下垂のセルフチェックについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
「眼瞼下垂のセルフチェック方法とは?チェックシートや症状を紹介」
(1)セルフチェックする
セルフチェックでは、以下の3ステップの方法で確認してみましょう。
- 顔を正面に向けて、目を軽く閉じる
- 眉毛の上の部分を指で優しく押さえる
- 2の状態のまま目を開ける
目を開くとき、開きづらさを感じる、額に力が入る場合は眼瞼下垂の可能性があります。
また、以下の特徴に当てはまることが多い方は眼瞼下垂の可能性があります。
- 年配の方
- ハードコンタクトレンズを長期使用している
- 花粉症やアレルギーなどで日常的に目を擦りやすい
上記に当てはまることが多いと眼瞼下垂になりやすいといえます。
(2)医療機関を受診する
眼瞼下垂のセルフチェックはあくまで自己判断のため、正確に判断するには医療機関での診察を受けましょう。眼瞼下垂は早めの対処が重要です。眼瞼下垂の可能性を感じたら、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
しかし、忙しくてなかなか相談に行けない方も多いかもしれません。当院では気軽にカウンセリングを受けることができるよう、写真によるメールカウンセリングを行っています。
各お問い合わせフォームより24時間お問い合わせいただけるため、ご相談しやすい方法でのご連絡をお待ちしています。
3、瞼が下がっている状態を放っておくとどうなる?
瞼が下がっている状態を放っておくと以下のような症状が起こる可能性があります。
- まぶたが重く感じる
- 目が疲れやすい
- 目もとが疲れて見える
- 目の開きが悪くなり、黒目が隠れてしまう
- 左右で目の大きさが違う
- まぶたの二重(ふたえ)の幅が広がってきた
- 二重の線が薄くなり増えてきた
- 上まぶたのくぼみが深くなった
- 眉毛とまつげの間隔が広がってきた
- 額にシワができる
- 頭痛や肩こりが続く
眼瞼下垂になると、まぶたの筋肉が傷んでうまくまぶたを引き上げることができないので、十分に空けていない目を見開こうとして、無意識に眉毛を上げるようになります。
そのため、目を見開こうとして常に眉毛を上げて、おでこに力が入りシワが寄ってしまう美容面のお悩みや、頭痛や肩こりなど健康面の悩みも増えてしまいます。
こういった代償作用を、私たちはごく自然に行うため、なんとなくまぶたが重く感じても、それが病気だとは考えないのです。
その結果、見た目が気になって美容外科に来られたときには、眼瞼下垂の症状がかなり進んでしまっているということも少なくありません。
個々の状態に合わせて適切に治療し、症状が悪化する前に対処することが大切です。
4、眼瞼下垂手術をするなら真崎医院がおすすめ
真崎医院は、多くのセレブやVIPが訪れる、世界で認められたプライベートクリニックとして知られています。
その中でも、特に注目されるのが「切らない眼瞼下垂症手術」です。
切らない眼瞼下垂は、真崎院長が提唱したもので、従来の切開手術を必要とせず、まぶたの開きを自然に改善することができる革命的な治療法です。
真崎院長が提唱した「切らない眼瞼下垂症手術(埋没式挙筋短縮法)」は、メスを使用せず、まぶたの美しい開きを実現することができます。
この手術は、2004年に真崎院長が医学書籍で世界で初めて公表してから、多くの美容外科クリニックで採用されるようになりました。
しかし、真崎医院で採用している「真崎法」は、切らない眼瞼下垂の提唱者である真崎院長が最初の発表から20年の月日をかけて改良した方法で、安全性と効果の両方を兼ね備えた独自の手技を患者様に提供しています。
真崎医院の強みは、高い技術力だけでなく、患者様との信頼関係を大切にしている点です。
完全個室の待合室で、プライバシーを守りながら、安心して治療を受けることができます。
患者様の満足と安全を最優先に考え、最新の技術と設備を取り入れています。
眼瞼下垂でお悩みの方は、真崎医院を選ぶことで、安全かつ効果的な治療を受けることが可能です。
真崎医院は、あなたの目元の美しさを取り戻し、自信に満ちた日常を送るお手伝いをすることができます。
真崎医院で無料画像診断を行いたい方は、以下よりご相談ください。
5、まとめ
瞼が下がる主な原因には、乾燥、たるみ、眼瞼下垂があり、中でも眼瞼下垂は眼瞼挙筋の筋力の低下によって引き起こされ、症状としては、目が重い、見えにくい、などが挙げられます。
また、額のしわが深くなるなど美容面での影響もあります。
瞼が下がる原因により治療法が異なるため、まずはご自身が眼瞼下垂かどうか判断することが大切です。「自分の目の状態を正確に判断してもらいたい」という場合はぜひ一度カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。目元を美しくより魅力的にして、印象的な目元をつくっていきましょう。