「コンタクトレンズを使用すると眼瞼下垂になるのか知りたい」と思っている方も多いでしょう。また、眼瞼下垂の人はコンタクトレンズを使用しない方がいいのか疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、以下について解説します。
- コンタクトレンズを使用すると眼瞼下垂になるのか
- コンタクトレンズを使用すると眼瞼下垂になりやすい原因
- 眼瞼下垂の人はコンタクトレンズをやめるべきか
- コンタクトレンズを外すときのポイント
- 眼瞼下垂の手術方法
- 美容クリニックで眼瞼下垂手術を行うべき理由
眼瞼下垂の自力での治し方について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
「眼瞼下垂は自力で治せる?原因・予防方法・改善方法3選を簡単解説」
1、コンタクトレンズを使用すると眼瞼下垂になる?
コンタクトレンズ(特にハードコンタクトレンズ)の長期の使用により、眼瞼下垂になりやすくなります。
コンタクトレンズの装着による負担であったり、デリケートなまぶたを手荒く扱ってしまったりすると、瞼板にくっついている腱膜が何かの拍子に外れてしまい、腱膜性眼瞼下垂症を引き起こします。
この症状は、一般的に、『コンタクトレンズ性眼瞼下垂症』と呼ばれています。
最近のコンタクトレンズの使用率は意外と高くて、日本眼科学会のデータによれば、日本人の10人に1人が使用していると推定されます。
(参照:日本眼科学会)
実際にコンタクトレンズによる眼瞼下垂症を発症するケースは近年急増している印象があり、当院へ訪れる患者様の中にもコンタクトレンズ性眼瞼下垂症の方が増えています。
コンタクトレンズが眼瞼下垂を引き起こす仕組みについて、次で詳しく説明します。
2、コンタクトレンズを使用すると眼瞼下垂になりやすい原因
コンタクトレンズ性眼瞼下垂はソフトコンタクトレンズを使用している方にも見られますが、目立って多いのはハードコンタクトレンズを長期的に使用してこられた方々です。
ハードコンタクトレンズはソフトコンタクトレンズに比べ厚みや硬さがあるため、レンズを装着した状態で瞬きを繰り返していると、まぶたを内側から圧迫して擦る刺激となり、その影響で瞼板から腱膜が外れて腱膜性眼瞼下垂症を起こしてしまいます。
また、コンタクト装着時にまぶたを引き上げる操作も眼瞼下垂を引き起こすと考えられています。
加齢だけではなくこうした外部からの刺激によって眼瞼下垂になってしまうことがあるため、最近では若い方にも眼瞼下垂症が増えている傾向にあります。
ファッション感覚でカラーコンタクトを付ける若い方も多いため、出来るだけ使用回数を減らすなどして、目とまぶたを休ませる時間を作ると良いでしょう。
3、眼瞼下垂の人はコンタクトをやめるべき?
眼瞼下垂症を予防するためには、ハードコンタクトレンズの使用を中止したり、使用回数を控えたりすることが大切です。
ただし、どうしてもコンタクトレンズを使用したい場合はハートコンタクトレンズではなく、ソフトコンタクトレンズに変更すると、眼瞼下垂になるリスクを減らすことにつながるでしょう。
また、コンタクトを取り外す際にコンタクトレンズ専用のスポイトを使用することで、上まぶたを引っ張らずに外すことができるため、眼瞼下垂の予防につながります。
4、眼瞼下垂の人がコンタクトレンズを外すときのポイント
眼瞼下垂の症状悪化を防ぐために、コンタクトレンズを外す際には、上まぶたを強く指で持ち上げたり引っ張ったりせず、できるだけ下まぶたを下げて外すようにしましょう。
上まぶたを強く引っ張ることで、挙筋腱膜と瞼板の接合部に負担がかかって外れてしまいます。
それにより眼瞼下垂が発症してしまうため注意が必要です。
手を洗って清潔にしてから、目を大きく開け、黒目の上にあるレンズを指で半分以上ずれるまで下にさげるのがポイントです。
5、眼瞼下垂の疑いがあれば早期受診をおすすめします
眼瞼下垂を予防するなら、ハードコンタクトレンズを正しく使用するか、使用回数を極力減らすと良いでしょう。
眼瞼下垂の疑いがあり、上まぶたが下がってきている場合は、早めに専門医を受診することをおすすめします。眼瞼下垂の症状は痛みがなく徐々に進んでいくため、気がついたら眼瞼下垂症となっていたという場合もあるため注意が必要です。
健康な目元を維持するためにも、「まぶたが瞳孔まで下がってきた」「目が開きにくくなった」など、眼瞼下垂の疑いがあれば専門医に相談しましょう。
当院では当院では対面によるカウンセリングを実施しておりますが、遠方などでご来院が難しい場合は画像相談にて承りますので、ぜひお気軽にご相談ください。
6、美容クリニックで眼瞼下垂手術を行うべき理由
眼瞼下垂手術は眼科や大学病院でもできますが、美容クリニックでの施術を行うべき理由は以下の通りです。
- 保険治療では審美面の希望が考慮されにくい
- 保険治療では術後に腫れ等の症状が強く出る場合がある
(1)保険治療では審美面の希望が考慮されにくい
保険治療では医療必要度が基準になっています。そのため、二重幅などの見た目の希望が考慮されにくいことがあります。
一方、美容クリニックでは細かな調整やカスタマイズが可能です。そのため、患者様の希望を重視し、審美的な見た目に関する要望に応えることが可能です。仕上がりの満足度を重視する場合は美容クリニックでの施術をおすすめします。
(2)保険治療では手術後のダウンタイムが強い場合がある
保険治療での手術は、切開法での手術が基本となるため傷痕や腫れなどの症状が目立つことがある可能性があります。一方、美容クリニックでは見た目の影響を最小限に抑えることができ、美容外科医による手術で自然な見た目を実現できるため、手術後に不安を感じにくいのが利点です。
7、まとめ
コンタクトレンズの長期的な使用により、腱膜性眼瞼下垂症を引き起こす可能性があります。
特にソフトコンタクトレンズに比べて厚みのあるハードコンタクトレンズ使用者に多いため、ハードコンタクトレンズからソフトコンタクトレンズへ切り替えたり、コンタクトを外すときは上まぶたを強く引っ張らず、目を大きく開けて下まぶたを引っ張って外すことで眼瞼下垂のリスクを軽減できます。
眼瞼下垂手術は美容クリニックで行うことで、審美的な希望が考慮されやすく、見た目の手術の満足度を高めることが可能です。
眼瞼下垂手術は、ドクターの技術やその手術方法によって仕上がりに大きな差が出ます。
真崎医院では、埋没式挙筋短縮術を20年以上改良し続けた院長の真崎と、数多くの切開法の実績のある小室医師が手術を担当します。アフターケアもしっかりしているため、手術後も良い状態を維持できている患者様がほとんどです。
また、仕上がりのイメージに満足できなかった方向けに、留めた糸を外して麻酔代・薬代以外の手術代を返金する「トライアル返金システム」を独自に導入しています。
眼瞼下垂手術を受けることに不安を感じる・リスクを最小限に抑えたい・術後に後悔したくないという人は、当院のまぶたを切らない眼瞼下垂手術「埋没式挙筋短縮術」をご検討ください。