眼瞼下垂手術が保険適用で受けられる場合、費用は原則7割引きになりますが、見た目の仕上がりはどうなのか、審美的側面を気にする人も多いのではないでしょうか。眼瞼下垂手術ではできるだけ自然なデザインが理想ですが、保険適用の場合でもデザイン性が重視されるのか疑問を感じることもあるでしょう。
そこで、今回は以下の内容に沿って詳しく解説します。
- 保険適用の眼瞼下垂手術はデザイン性を重視されるのか
- 保険適用と自由診察の眼瞼下垂手術の違い
- 眼瞼下垂手術のデザインで失敗しないためのポイント
保険適用で眼瞼下垂手術をする人は、後悔のないようにぜひ参考にしてみてください。
眼瞼下垂の保険適用について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
「眼瞼下垂の保険適用基準とは?名医の選び方や治療の種類も解説」
1、保険適用の眼瞼下垂手術はデザイン性を重視しない?
眼科や大学病院などで行われる保険適用の眼瞼下垂手術では、まぶたの開きの改善を優先的に考えるためデザイン性は重視されません。
健康保険が適用可能である眼科・形成外科の目的は、まぶたをうまく開くようにすることです。
もちろん、審美性を度外視して手術する医師はいないと思いますが、美容外科クリニックの医師と違って美の専門家というわけではありません。
そのため、審美的なこだわりが強く、デザイン面での希望が多い場合は保険適用の手術では対応するのが難しいでしょう。
仕上がりのデザインは執刀医の美的センスや審美面をどこまで考慮するかの判断に委ねられます。
また、眼瞼下垂で不自然に見えるデザインの多くが左右差が見られることです。
眼瞼下垂の左右差について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
「眼瞼下垂手術後の左右差は治る?再手術は保険適用されるかも紹介」
2、保険診療と自由診療の眼瞼下垂手術の違い
保険診療と自由診療の違いは、料金と手術の目的です。
保険診療は自由診療と違って、窓口に証明書(健康保険証)を出して、治療費を割引(原則7割引)してもらう仕組みです。
患者様が直接負担していない大半の治療費用を、保険診療の病院は、健康保険組合にあとから請求して、医療報酬として受け取っています。
また、保険診療の目的は、眼瞼下垂をまぶたの働きの異常ととらえ、まぶたをうまく開くようにすることです。
それに対して、美容外科クリニックで行う自由診療では、まぶたの働きの異常はもちろんですが、眼瞼下垂を顔立ちの問題としてとらえ、そこを美しくして精神的な満足感をもたらすことを主な目的としています。
基本的に形成外科での手術は保険診療(保険適用)、美容外科クリニックで行う手術は自由診療(保険適用外)になることが多いです。
3、保険適用の手術の場合も修正手術は自己負担になる
時間が経っても仕上がりに不満がある場合は修正手術が必要ですが、基本的に保険は適用されず、自費での診療となります。
目の開きが改善しない場合は別ですが、美容目的の修正手術は保険が適用されません。
また、修正手術は最初の手術時よりも難易度が上がると思ってください。
手術によって組織がダメージを受け、組織変形や癒着を起こしているケースが非常に多いからです。
仕上がりは医師の技術によって大きく左右されるため、特に修正手術を受ける場合には慎重な医師選びが必要です。
できるだけ最初の手術時から、症例実績が多く信頼性の高い医師に任せるようにしましょう。
4、審美的な動機を重視するなら自由診療の手術を検討しよう
審美的な動機を重視する場合は、美容外科クリニックにおける自由診療での手術がおすすめです。
自由診療の手術では、審美面を重視できたり、切らない眼瞼下垂といった術式によってはダウンタイムが短かったり術後の腫れが少なかったりすることがあります。
また、デザイン面での細かな要望も考慮してもらいやすいため、希望を重視し、審美的な見た目に関する要望にも幅広く応えてもらえることができます。
自由診療は保険診療の手術に比べると手術費用はかかりますが、審美性を重視する場合は自由診療での施術を検討しましょう。
5、眼瞼下垂手術のデザインで失敗しないためのポイント
眼瞼下垂手術のデザインで失敗しないためのポイントは、以下の2点です。
- 豊富な眼瞼下垂手術の経験を持つ医師を選ぶ
- 同業関係者(医師・看護師)の評価が高い医師を選ぶ
- アフターフォローを設けているクリニックを選ぶ
眼瞼下垂の後悔について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
「眼瞼下垂手術で後悔しないために知っておくべきことや失敗事例を紹介」
(1)豊富な眼瞼下垂手術の経験を持つ医師を選ぶ
症例数の多さは技術力に比例するため、医師選びの重要なポイントとして、症例件数は判断材料の一つと考えて良いでしょう。
経験豊富で実績と技術力のある医師の場合、手術方法においてもベストな提案が出来るため、納得の結果に結びつきやすいです。
また最近は、手術前後の症例写真を掲載しているクリニックが多いので、手術の結果をイメージするためにも事前に症例写真をチェックすると良いでしょう。
さらに、手術前には担当医と仕上がりイメージを共有することが重要です。まずは医師とのコミュニケーションを通じて、希望する仕上がりやデザインについて話し合うことが不可欠です。
仕上がりの良さは、個人の主観によるものや担当医の美的センスにより決まるものでもあります。また、もしものために手術のリスクや合併症について正確な情報を聞くことも大切です。最終的な仕上がりに納得感を持てるよう、不安な点は遠慮なく伝え、担当医との丁寧なコミュニケーションを心がけましょう。
(2)同業関係者(医師・看護師)の評価が高い医師を選ぶ
手術を受けようと思う医師の評価について、同業の医師や看護師などへ尋ねてみるのも良いでしょう。
そこで同業者が評価をするような医師やクリニックであれば、信頼して手術を任せる判断材料になります。
医師たちは独自のネットワークで情報交換を行っているので、例えばインターネット上で目にするような口コミとはまた違う意見を聞けるかもしれません。
(3)アフターフォローを設けているクリニックを選ぶ
術後のアフターフォローや1ヶ月後の検診システムを設けていないクリニックも多くあるようです。
当院では、術後1ヶ月目に状態確認のための診察を推奨しています。状態が安定し患者様が安心・満足されるまでは、責任をもって診察することが医師の務めだと考えているからです。
術後のアフターフォロー、検診までしっかりと対応してくれるクリニックを選びましょう。
6、眼瞼下垂手術のご相談は実績豊富な真崎医院へ
満足のいく仕上がりを実現するには、医師の経験と技術力が重要です。多くの病院で眼瞼下垂の治療を取り入れていますが、施術内容、技術力、実績には大きな差があります。患者様自身で専門的な部分まで理解して判断するのは難しいでしょう。
当院は、眼瞼下垂治療の第一人者である院長の真崎と、帝京大学医学部形成・口腔顎顔面外科学講座教授の小室医師によって、これまでに数多くの眼瞼下垂治療を行ってまいりました。豊富な症例件数はもちろんのこと、効果の程も高く、術後の安定性にも優れ、数多くの患者様に支持されてきました。
また、美容外科クリニック・真崎医院では、2004年に真崎院長が医学書籍で世界で初めて公表して以来、約20年改良し続けて導いた埋没式挙筋短縮術「真崎法」を提供しています。
最小限の侵襲で十分な効果を出せて、尚且つ元に戻しやすい真崎法は、かつて考案した当初の欠点をクリアした進化系の術式で、他院と比較しても安全性と効果を兼ね備えた独自の手技と言えるでしょう。
7、まとめ
保険適用の眼瞼下垂手術は、まぶたの働きの異常ととらえ、まぶたをうまく開くようにすることに焦点を当てています。手術でのデザイン調整は難しい場合があり、美容目的での希望に添えないことがあります。そのため、手術後のデザインに関しては、二重の幅や高さ、左右差などが不自然に見えることもあるかもしれません。
一方、美容外科クリニックによる自由診療では、デザイン面において細かな要望に応えることが可能です。視野の改善だけでなく、審美面でこだわりがある場合は美容クリニックでの手術も視野に入れましょう。
真崎医院では経験豊富な医師が手術を担当し、患者様との十分なコミュニケーションを大切にし、美容と機能性の両面での安心した治療を提供しています。目は顔の中でも印象を決めるほどの重要なパーツです。納得のいく理想とする仕上がりにできるよう、医院を選ぶときは慎重に選びましょう。