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美容外科・美容皮膚科・内科・麻酔科 MASAKI CLINIC

第101回日本美容外科学会会長

日本美容外科学会専門医

東京ミッドタウンクリニック Noage顧問

2024.02.13 眼瞼下垂

眼瞼下垂は何科を受診すればいい?眼科・形成外科・美容外科の違い

眼瞼下垂は何科を受診すればいい?眼科・形成外科・美容外科の違い

瞳にまぶたがかかってしまう眼瞼下垂。「まぶたが重く感じる」「目が疲れやすい」などの症状があれば、眼瞼下垂の可能性があるため早めに受診する必要があります。しかし、何科を受診すればいいかわからないという方もいるのではないでしょうか。

そこで、今回は以下の内容に沿って詳しく解説します。

  • 眼瞼下垂は何科を受診すべきか
  • 眼科・形成外科・美容外科の違い

1、眼瞼下垂は何科を受診すればいい?

眼瞼下垂の重症度

眼瞼下垂は眼科・形成外科・美容外科クリニックで受診できます。治療法や医療機関の選択は、患者様の考え方や目的で大きく変わります。

原則として理解していただきたいのですが、目に関わるトラブルを扱うのが眼科、目に限らず身体の故障を治すのが形成外科、美を追及するのが美容外科クリニックです。

それぞれ、詳しく説明します。

(1)眼科

眼科の手術は、まぶたを上げるという機能面を治す目的で実施します。

眼科を受診するメリットとデメリットは以下の通りです。

  • 眼科のメリット...保険が適用される
  • 眼科のデメリット...原則として切る手術だけしか受けられない

眼科で眼瞼下垂手術を受ける際、基本的には保険が適用されます。ただし、保険診療の目的は眼瞼下垂をまぶたの働きの異常ととらえ、まぶたをうまく開くようにすることです。

「目をパッチリと大きく見せたい」など審美的なこだわりが強く、デザイン面での希望が多い場合は保険適用の手術では対応するのが難しいでしょう。あくまで眼瞼下垂の症状の改善が目的で、まぶたをうまく開くことが第一の目的であることを覚えておきましょう。

また、外科的な手術は行っていない眼科もあるため、眼瞼下垂を得意とする眼科を受診することをおすすめします。

(2)美容外科クリニック

美容外科クリニックでは、見た目を大事にした治療や手術を行うのが特徴です。もちろん、外見が整うだけではなく機能面も改善されるため、まぶたの開きや目の疲れ、頭痛・肩こりといった諸症状が解消されます。

美容外科クリニックの手術は、「重くたれ下がったまぶたを持ち上げて若々しい印象になりたい」とか「目ヂカラをアップしたい」といったように、機能だけでなく容貌に関する希望もかなえることを目的としています。

美容外科を受診するメリットとデメリットは以下の通りです。

  • 美容外科のメリット...審美面を考慮した治療や手術が可能、まぶたを切らない眼瞼下垂手術も行える
  • 美容外科のデメリット..原則保険が適用されない

美容外科では、まぶたの開きを良くするだけでなく、二重の幅を調節したりするなど、デザインの希望に応じた幅広い治療が可能です。ただし、保険が適用されないため費用は自己負担になりますが、審美面を考慮された目元に仕上げることができます。

(3)形成外科

形成外科は、眼科と美容外科クリニックの中間的なイメージです。形成外科では、原則として、健康保険が使える切る手術だけを行っています。形成外科を受診するメリットとデメリットは以下の通りです。

  • 形成外科のメリット...保険が適用される
  • 形成外科のデメリット...原則として切る手術だけしか受けられない

形成外科的なアプローチは、眼瞼下垂をまぶたの働きの異常ととらえ、それを解消しようとするものです。もちろん審美性を度外視して手術する医師はいないと思いますが、まぶたをうまく開くようにすることが形成外科の主な目的で、美の専門家というわけではありません。

2、保険診療と自由診療の違い

保険診療と自由診療の違い

眼瞼下垂は保険診療と自由診療があり、それぞれの大きな違いは手術の目的と料金です。基本的に眼科・形成外科での手術は保険診療(保険適用)、美容外科クリニックで行う手術は自由診療(保険適用外)になることが多いです。

保険診療自由診療
主な診療科眼科・形成外科美容外科クリニック
手術の主な目的まぶたをうまく開くようにするまぶたを開かせ見た目も整える
費用3割負担全額自己負担
対象となる症状重度軽度〜重度

眼瞼下垂の保険診療と自由診療の違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

眼瞼下垂手術のデザイン性は?保険適用と自由診療の違いも解説

3、眼瞼下垂の手術方法

眼瞼下垂の手術方法

主な眼瞼下垂の手術方法は以下の2つです。

  • 切らない眼瞼下垂術「埋没式挙筋短縮術」(真崎法)
  • 切開法

それぞれ詳しく解説していきます。

(1)切らない眼瞼下垂手術「埋没式挙筋短縮術」(真崎法)

まぶたを切らない術式には「埋没式挙筋短縮術」があります。

埋没式挙筋短縮術は、まぶたにあけた小さな穴から糸を通し、ゆるんでしまった眼瞼挙筋を結ぶことでまぶたを引き上げます。

「切らない眼瞼下垂」について詳しく知りたい方は、以下もご覧ください。

切らない眼瞼下垂

(2)切開法

まぶたを切って行う手術方法で、切らない眼瞼下垂よりダウンタイムは長いですが、術野を直視下で見ながら行えるため確実に治療することができます。

眼瞼下垂の「切開法」について詳しく知りたい方は、以下もご覧ください。

眼瞼下垂 切開法

どの手術方法を選ぶべきかわからない方は、まず無料の画像カウンセリングで自身の症状について把握することをおすすめします。

4、眼瞼下垂の手術費用の違い

眼瞼下垂の手術費用の違い

ここからは、保険診療と自由診療の眼瞼下垂手術の費用目安を紹介します。目安となる金額のため、あくまで参考にしてください。

眼瞼下垂の手術費用について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

眼瞼下垂手術の費用相場は?保険適用の場合の費用についても解説

(1)保険診療の眼瞼下垂手術の費用目安

保険適用での眼瞼下垂手術は、健康保険の1割〜3割負担で行うことができます。保険適用で行う場合は、全国、全施設一律で保険点数が定められているため料金費用は一律です。

眼瞼下垂手術を保険適用で行う場合の費用を解説します。

  • 眼瞼挙筋前転法、眼瞼挙筋短縮法、ミュラー筋タッキングの費用
  • 筋膜移植/前頭筋吊り上げ術の費用

①眼瞼挙筋前転法・眼瞼挙筋短縮法・ミュラー筋タッキングの費用

「眼瞼挙筋前転法」「眼瞼挙筋短縮法」「ミュラー筋タッキングの費用」は、同じ金額でも手術方法が異なります。各手術の詳細や具体的な金額は以下の通りです。

手術内容詳細金額(片目)
眼瞼挙筋前転法上のまぶたの二重の部分を切開し、目を開けるための挙筋や、その挙筋とまぶたを結びつけている腱膜を短くすることで、目の開き具合を広げ、同時に二重のまぶたを形成する。21,600円(3割自己負担)
眼瞼挙筋短縮法眼瞼挙筋がまだ機能している状態で、伸びてしまったその筋肉を短縮し、瞼板に固定する。※「経皮法」と「結膜法」という二つの方法が存在する。21,600円(3割自己負担)
ミュラー筋タッキング硬い挙筋腱膜から軟らかいミュラー筋を剥離し、ミュラー筋を縫い縮めて瞼板に固定する。21,600円(3割自己負担)

参照:今日の臨床サポート

②筋膜移植・前頭筋吊り上げ術の費用

「筋膜移植」「前頭筋吊り上げ術」の費用も、方法は異なりますが金額は同じです。各手術の詳細や具体的な金額は以下の通りです。

手術内容詳細金額(片目)
筋膜移植眉毛の上部に5〜10mmの小さな切開を行い、その下にトンネルを作る。このトンネルに、取り出した筋膜やゴアテックスを細長く挿入したのちに、眉毛を持ち上げる動作でまぶたが開くように筋肉を固定する。55,590円(3割自己負担)
前頭筋吊り上げ術眉毛や額を動かす前頭筋をまぶたに結びつけ、眉毛の動きでまぶたを上げる55,590円(3割自己負担)

参照:今日の臨床サポート

手術を検討する際は、専門の医師と十分なカウンセリングを行い、適切な治療方法を選択することが大切です。

(2)自由診療の眼瞼下垂手術の費用目安

保険適用外の自由診療で眼瞼下垂治療をする場合の費用をそれぞれ解説します。

  • 切らない眼瞼下垂手術「埋没式挙筋短縮術」
  • 切開法

①切らない眼瞼下垂手術「埋没式挙筋短縮術」

保険適用外で眼瞼下垂手術を行う場合、まぶたを切開することなく治療することができます。

また、真崎医院で切らない眼瞼下垂手術を行った場合の具体的な金額は以下の通りです。

手術方法片目の場合の費用両目の場合の費用
切らない眼瞼下垂(埋没式挙筋短縮術)275,000円440,000円

参照:真崎医院料金表

経済的な面だけを除けば、保険適用外での手術にはメリットが多いです。真崎法の手法は、まさに効果の高い最先端のテクニックを取り入れています。

②切開法

切開法は眼科・形成外科で保険適用として受けられる手術法であるため、保険適用外の美容外科クリニックで受ける場合には金額に大きな差が生じます。

しかし、保険適用で眼瞼下垂手術をするときよりも、美容外科クリニックで保険適用外で眼瞼下垂手術を行った方が、審美面も重視されるため理想の目元に近づけることができます。

真崎医院で切開する眼瞼下垂手術をした場合の具体的な金額例は以下の通りです。

手術方法片目の場合の費用両目の場合の費用
腱膜固定術(挙筋前転術)385,000円660,000円
筋膜移植550,000円880,000円

参照:真崎医院料金表

保険適用外の眼瞼下垂手術は、高額になることが予想されるため、事前に複数のクリニックでの相談や見積もりを取得することをおすすめします。

5、まとめ

眼科と形成外科はまぶたの働きの異常ととらえ、まぶたをうまく開くようにすることに焦点を当てており、基本的に治療は保険適用となります。保険が適用されるため費用が抑えられるメリットがあります。ただし、保険がきくのは症状の改善であるため、美容目的での治療は通常認められません。手術でのデザイン調整は難しい場合があり、美容目的での希望に添えないことがあります。

一方で美容外科クリニックは、基本的に保険が適用されず自由診療になります。費用は自己負担する形になりますが、機能面の改善はもちろんデザイン面において細かな要望に応えることが可能です。視野の改善だけでなく、審美面でこだわりがある場合は美容外科クリニックでの手術も視野に入れましょう。

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